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金属検出機 テストピースの選定について

【はじめに】
本ページは食品工場などで使用されている金属検出機のテストピースの考え方について役立ちそうな内容を記載しています。
下記リンクにテストピースを具体的に決定する前に留意して損はない情報を記載しており、合わせてお役に立てば幸いです。
尚、本ページではテストピースを決定する考え方について記載しています。

【関連情報】テストピースを決定する前に

 

 

【テストピースの役割】
テストピースは金属検出機が性能や異物判定後の動作が正常かどうかを確認する治具です。
密閉したケースに入れると酸化や変形などを含めた経年劣化が少なく、定量の信号を出すものとして活用します。
テストピースのサイズや材質が変わるとその信号も変わるためサイズを決定する必要があり、このサイズの決定で悩まれる場合が多いようです。

 

【テストピースのサイズ決定】
サイズ決定の理由としては以下の事例があります。
1、現行生産ラインの環境下の最小サイズに設定
2、社内や社外の基準サイズに設定
3、メーカーの評価結果のサイズに設定 など
サイズを決定する前に既存の規格で定まってしまっていたりと、理想的な設定ができず苦労されている方が多くみられます。
ご使用される方の状況によって考え方が様々ですが、実際のところサイズの数値よりも「なぜそうしたのか」の背景や根拠がもっとも重要です。

 

【サイズの決定理由例】
例)被検査物と設置環境の条件下で最も小さなサイズに設定する
背景を、異物は発生した事例がないため最も小さな異物を誤動作なく検知できる設定で運用したい。とした場合、
1、金属検出機が最も良い感度で使える条件
2、1の条件で検知できる最も小さいテストピースのサイズ
を探し出し設定します。1の条件は被検査物によって変わる場合があり、その都度2の条件が変わる場合はサイズも都度設定します。この良かった条件と悪かった条件が根拠になり得ます。
この考え方に加え異物として発生の恐れがある物を列挙しその検知可否の検証データを残している方もいます。

突き詰めればきりがない話です。背景や根拠はたくさん用意することができますが様々な考え方を想定したものの自分はこのような理由でここまでやる必要があるためこうした。と目標を定めることも重要です。

 

【おわりに】
生産する製品が変わるとテストピースのサイズが変わるため苦労をされている方は多いと思います。
「自社・この生産ラインで金属検出機を使う理由」
「このサイズのテストピースにする理由」
一度このあたりまでスタートを戻し詳しい方とご相談しながら決定いただければ幸いです。

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【更新日 2023.5.10】

 

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